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失敗してはならない、と考えると成功は難しくなる。期待というものは、結果はわからないが重大である場合に人を苦しめる。成功するか失敗するかがかかっていると、それについての期待で心がいっぱいになってしまう。逆に結果を気にしなければ、それらを予想し、備える必要はなくなる。
このような期待をいっぺんに取り除くことはできないが、結果に対する脅迫的要素を低下させて、パフォーマンスに対する影響を小さくすることはできる。もし、君がどうなるかわからないものの重要性を心の中で低下させれば、結果を気にすることもなくなるわけだ。
心の負担を軽くしよう。なぜ成功したいのかをいったん脇に置いて、失敗することは何でもないことなのだ、と考えてみよう。たとえ努力の結果が望んだものではなかったとしても、君の人生が変わってしまうわけではない。こうして、クライミング以外の現実の生活に対して、クライミングの占める割合を適度なものに保つようにする。また、結果を度外視して経験を価値あるものにしよう。
このようなエクササイズは、君の心に対する結果の重要性を低下させてくれるものだ。心の負担を軽くすることで、最終的な結果を予測し備える必要が小さくなる。
また、心が何かほかのことに夢中になっていると、過剰な期待を低下させることができる。期待は関係なくなり、心が解放される。そして、心のエネルギーは予想される結果と比べられることから自由になるのだ。
ただ、これには心と身体を安定させ、どんな結果でも受け入れられる知識と経験が必要となる。君がこうした立場に立てるならば(そしてそれが本当になれれば)、クライミングは結果を度外視した素晴らしいものになる。トライしていくことが意義あるものとなり、クライミングを楽しむと同時に上達していける。パートナーと共に成功と失敗を積み重ね、充実したクライミングを続けていける唯一の道になるだろう。

「パフォーマンス ロック・クライミング」
デイル・ゴダード、ウド・ノイマン 著
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